5.10.2006

有田・伊万里

(柿右衛門)














(色鍋島)














有田焼の話も少しずつ、ちょっと調べながら。いい話ではないが、豊臣秀吉が朝鮮出兵した時、鍋島藩主が朝鮮の陶工を連れて帰り、その一人が良質の陶石(材料)を発見し、磁器を焼いたのが始まり。だから日本の磁器の発祥地。その後全国から陶工が集まり、海外にも1650年ごろ持ち出されヨーロッパでは写しが焼かれるようになって世界的に知られる。この当時有田焼は伊万里港から積み出されたので”伊万里”と呼ばれていた。白磁に色絵。藍の染付けがされていたのがいろんな色を使うようになった。古伊万里、柿右衛門、鍋島の3様式が現在も有田焼きの主流で、鍋島藩の伝統は大川内山に集まる窯元で受け継がれ”伊万里焼”とよばれている。鍋島藩は赤絵師をひとつの町に集め技術が他藩にもれないようにしていた。
陶器市のお店で一番奥に置いてあった細かな絵柄の大皿に感動していると、”うちのおじいちゃんが描いたのよ~”って。すごい。ガラスケースもなく、セキュリティーもなしで、顔を近づけてもいいって。おじいちゃんてどんな人だったのかな。

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